かれこれ20年近くIT業界で働く。

子供のアトピーや父の癌治療から西洋医学に疑問を感じ、サプリメントやローフードにハマったり、身体の仕組みが知りたくて整体スクールに通う。それでもなかなか答えが見つからず、スーパーフードなど世の中に溢れる情報に翻弄されながら、あれでもないこれでもないと、迷いに迷った日々・・・

37歳の時アシュタンガヨガに出会い、自分や周りを冷静に観察できるようになると、身体にも体癖という野口整体の考えや、身体だけでなく誰ひとり全く同じ体質を持つ人はいないという原点にやっと気づく。

そんな時に出会った1冊の本から、アーユルヴェーダには自分のオリジナリティを大切にし、自然界の動き、季節や年齢により変化する体調に合わせながら自分らしく生きる方法、幸せで有益な人生を生きるためのコンセプトが説かれていることを知る。

おそらくどんな出会いにもタイミングがある。自分の準備が整った時に、必要なものが向こうからやってくる。それまでの無駄と思える紆余曲折があったからこそ、Vedaという名をもつヨガスタジオに導かれ、雑誌主催のヨガリトリートに当選し、そこでの出会いからアーユルヴェーダへの道が開かれた。

日本アーユルヴェーダ・スクール基礎科から応用1へ進む中、何度かスリランカを訪れ、更に南インドの医師はどんな風に教えるのかどうしても本場を体験したくなり、スリランカでの1ヶ月英語を学ぶホームステイと南インドカルナータカ州クヌールでの2ヶ月間滞在でアーユルヴェーダセラピストのカリキュラムを受ける。

スクールの先生に現地施設を紹介してもらうと、カタコト英語のできない生徒で恥をかかせることになるからと、こっそりプランを立てたはずが、スリランカのバーベリンでカウンセリングしてくれた先生は、スクールの及川の大学の同窓生だったり、クヌールの講師のAYU医師はクリシュナ先生と同郷でクリシュナ先生のセミナーを受けた先生だった。自分の進むべき道、正しい師に従事すれば、自ずと縁は繋がっていく。

日本や日本人を知らないインドのドクターから学んだ知識だけでは、日本の食卓には行かせない。ヨガとアーユルヴェーダが一緒になった欧米経由のテキストには、アーユルヴェーダと相反するローフードみたいなレシピばかり。学んだことをどうやったら正しく広められるのか、まずはここからチャレンジします。

Ayurveda

日本アーユルヴェーダ・スクール 基礎・応用1終了
I.S .D .I .A.M認定 Ayurveda Therapist